SUG house/工事着手

ご夫妻お二人の暮らしやすいスケール感へと組み替えるマンションリノベプロジェクト、SUG house。
いよいよ工事着手しました。

解体工事の様子。撤去する部分と残置する部分を、解体範囲図を元に作業を進めます。

解体後の配管工事。今回は洗濯機置場を移動する為、元の洗濯機置場のから配管を延長しています。少し離れた場所に移動するのですが、床下に十分な空間がないと配管の勾配が取れないので注意です。

エントランスホールにベンチ兼採光用ガラススクリーンを設置します。エントランスが北側配置で窓が無い為、北側の居室の窓から採光をとります。リノベーションの場合、見えなかった部分が解体後に判明することが往々にしてあるので、現場での入念な打合せが必要となります。

リビングから寝室を見る。今回は天井仕上げを塗装仕上げとするので、天井材は全て撤去しています。また、既存の天井は梁型などが出て凸凹としているので、その辺りもデザイン的に処理をして凹凸のない綺麗な天井に仕上げます。

リビングと寝室の仕切りはガラス間仕切り戸によって仕切ります。天井高いっぱいの建具を設置すると、天井にレールが出てきてしまいます。綺麗な天井を作るのに台無しになってしまうので、日本の伝統意匠の鴨居を設置します。ただ間口が3.6mとかなり大きいので、木造で製作してしまうとかなり大きな梁が必要となります。シンプルでモダンな鴨居にしたいので、木と線の細い鉄骨で鴨居を製作します。鴨居が空間のアクセントになるはずです。