隠岐國学習センター
通り土間が結ぶ、島に開かれた学びの場
島根県の離島、隠岐島の島前地域にある隠岐島前高校と連携した公立塾の計画。地域に開かれた教育拠点として、築100年の民家を改修した「地域交流スペース」を中心に据え、地域と日常的につながる施設構成となっている。
敷地は民家の並ぶ道路と高校への通学路に挟まれた角地に位置する。二方向からのアクセスを結ぶ動線として、敷地内に「通り土間」と名付けた軸を設けた。この通り土間は、地域に対して裏のない建ち方をあらわしており、通り土間が貫通する改修棟と、それに面する増築棟が一体となって島の風景に溶け込む建築を形成している。
高校からの帰り道にふらっと立ち寄れる距離感と、地域の人たちも気軽に顔を出しやすい開放的な佇まいを大切にし、一般的に閉鎖的なイメージを持たれがちな「塾」という機能に対し、誰もが気軽に立ち寄ることのできる開かれた施設を目指した。
- 所在地
- 島根県隠岐郡海士町
- 用途
- 教育施設
- 竣工
- 2015年3月
- 構造規模
- 木造・地上2階
- 敷地面積
- 861.76㎡
- 建築面積
- 353.84㎡
- 延床面積
- 450.33㎡
- 設計監理
- オンデザイン/後藤担当(在籍時)
- 施工
- 門脇工務店
- 撮影
- 鳥村鋼一写真事務所
- 掲載誌
- 新建築 2017年4月号