SUG house/ relife+ (リライフプラス)取材風景

本日は扶桑社から出版されているリノベーション雑誌、relife+ (リライフプラス) vol.38 の取材に立ち会いました。

依頼までの経緯や設計に対してのご要望、リノベーション後の使い勝手などインタビューや撮影に快く応じてくださいました。

お施主様がモデルになって日常風景を再現していただき、雑誌にその状況が掲載されます。

YM house/現地調査

昨年の秋より中古マンション物件のご購入を検討されているところから関わらせていただいるYM houseですが、無事ご購入の契約が完了され物件のお引き渡しもお済みになったとのことで、早速現地調査を行いました。

既存は洋室2室、和室1室+LDKの3LDKで、LDKに6畳の和室が接しているプランです。和室がLDKに出っ張ってきていてリビングが少し手狭でした。築18年のマンションですので、やはり設備関係は結構劣化していました。

この出っ張り部分は、ダイニングからの壁を通してリビングにします。和室だった部分は、ご夫婦の書斎と玄関から利用できるクロークの2室に組み替えてしまいます。

南東側の窓に面したキッチンは、見渡す景色もよくて朝も明るく気持ち良いので、大きくプランは変更せずにキッチンを更新することにしました。

ただ、シンク脇のカウンターはそこで食事ができる広さでもなく、ガラスのスクリーンがあることで使い方も限定されてしまうため、キッチンカウンターとフラットにして拡張する計画にします。

玄関を入ってすぐにシューズインクローゼットがありますが、やはり手狭な感じです。この辺りを組み替えてお出かけお帰りの際でも下足のままコートをかけたりスーツケースを出し入れできるようなクロークを計画します。

こちらは7畳の洋室。主寝室として使用するにはベッドを置いたらほとんど通れなくなってしまうため、隣の洋室の壁(写真ですと右側)を撤去して約13畳ほどの面積に拡張し、ウォークインクローゼットなども組み替えてゆったり過ごせる寝室にしようと思います。

洗面は、既存のI型プランですとかなり手狭で、洗面カウンターの右側がすぐ洗濯機置き場になっていて落ち着かないため、カウンターをL型プランに拡張してビルトインの洗濯乾燥機を組み込み、ゆとりがある洗面カウンターに変更しようと考えています。

YM house/セミオーダーユニットバスの打合せ@日ポリ化工

壁や床の仕上げでタイルや天然石を使用することができるユニットバスメーカーの日ポリ化工ショールームへお施主様と一緒に打合せに行ってきました。

お施主様とショールーム巡りをした際、浴室については他メーカーのショールームでユニットバスを見たのですが、在来工法までにはしないまでもやはりもう少しグレード感がある仕様にしたいとのことで、床や壁のタイルが色々と選定ができる日ポリ化工にて確認することになりました。

今回のリノベーションでは、浴室位置は変えず既存ユニットバスからの交換をする計画です。もともと浴室にL型の窓があってその横にバスコートのようなサービスバルコニーが備わっているという、マンションでも浴室の設えに配慮しているプランであるため、せっかくなので既存の窓は活かしつつ、グレードアップしようということになりました。

そのような既存のL型窓との取り合いをリノベーションで可能とするには、在来工法で浴室を作るか、オーダーでユニットバスを製作するかの選択になるのですが、日ポリ化工のユニットバスは浴室のユニットは一般の規格サイズ展開でありつつ、壁の開口部や窓などはオーダーで対応可能で、さらに壁や床に使用するタイルや石も様々なタイル・石から選定可能というセミオーダー的な対応ができるのです。

もちろん、浴室のシャワーや水栓金物、バスケット金物も様々なメーカーから選ぶことができます。

ドア枠もステンレスの鏡面仕上げかアルミ框ドアから選べます。

やはり実物を見るとステンレスの鏡面枠が枠の見付が細くすっきりとしているため、ステンレスで進めることになりました。

ショールームには、様々なタイルメーカーや石などのサンプルもあり合わせて見てみましたが、もう少し検討の余地がありそうです。洗面の床やつながってくる廊下の床などのタイルと合わせ、浴室の壁や床のタイルも選定することになりました。

YM house/ショールーム巡り

YM houseは、白金台のマンションリノベーションのプロジェクトです。昨年の秋より中古マンション物件のご購入を検討されているところから関わらせていただきました。ご相談いただいた当初は、間仕切り壁の一部を移動する工事と内装仕上材の貼り替えに際してアドバイスをするなどコーディネートメインのご依頼でしたが、お打合せを重ねるうちにせっかく手を入れるのであればキッチンやトイレなどの水廻りも含めデザインを一新したいということになりまして、お施主様とイメージをすり合わせるため建材や設備機器のショールームを巡ってきました。

まずは南青山にあるフローリングメーカー IOCのショールームからです。

床など大きな面積でベースとなる色のイメージを最初に持ってから、この後他の建材のショールームを回ります。

ショールームに行く事前に、いくつか候補となりそうな樹種をご連絡しておりましたので、すでに用意をしてくださっていました。施工事例を見せていただきながら実物サンプルを見ていきます。

お持ちの家具の色との兼ね合いも考えつつ、幅広タイプで長めの材がよいとのことで、カンヌグリというオーク材(写真の一番右側)とチェリー材(写真の右から2番目)の複合フローリングが一旦の候補となりました。

続いて乃木坂のセラトレーディングのショールームへ。

洗面カウンターの洗面ボールや水栓金物を見に行きました。アンダーカウンタータイプのボウルにグースネックタイプの水栓がお施主様のお目に止まりました。

カタログで選んでもよいのですが、実際に洗面ボールの幅や深さ、水栓金具の高さや動きを確かめながら選んでいった方がお使いのイメージがつきやすいので、できるだけショールームで現物を見ていただきながら、ご要望に合わせてご提案をしています。

続いて、赤坂にあるタイルメーカーのリビエラショールームへ。

こちらでは、床などのタイルを見ていきます。

先ほどフローリングメーカーのIOCショールームでもらったフローリングサンプルを展示のタイルにあててみて色味や柄が合うかを見ていきます。

最後に、西新宿のLIXILショールームへ。ユニットバスを見に行きました。

スパージュという打たせ湯や肩湯の機能が搭載されているユニットバスがお施主様のご希望でしたので、パネル材の質感など確認していきました。

肩湯のアップです。ジェットバスもついています。最近のユニットバスは進化していますよね。

ショールームではちょっとした模型みたいにユニットバスの壁パネルや床材の色の組み合わせもできます。

しかしながら、どうもパネルのプリント感が先行してしまって、タイル貼りのようにもう少しハイグレードなイメージが出る方がよいですねというお話になりました。そして、排水口の部分などちょっとメンテナンスがしにくそうな印象もあり、スパージュは見送ろうかというところで本日は解散となりました。

SUG house/ 検査後のお引渡し

5月に依頼を受けて、設計・工事合わせて約半年を経てお引き渡しとなりました。かなり密にお打合せを重ね、最後にはお施主様から、「もう決めるものが無くなり少し寂しいです。」と嬉しいお言葉を頂きました。設計からお引き渡しまでとてもタイトな工程でしたが、濃密な時間であったと思います。

エントランスホールから廊下。

エントランスホール脇のベンチ。マンションの場合、エントランスが暗くなりがちなところ、クロークとの間にフロストガラスを入れて、光を取り込んでいます。

アイキャッチにアクセントウォールを配色することで、より奥行きを感じられる空間になります。

リビング-寝室間のガラス間仕切り戸。

宙に浮いた鴨居がとてもシャープな印象です。

寝室のヘッドボード。銀箔和紙壁紙とレザーシート貼りの構成。壁に奥行きを付け間接照明を仕込むことで、立体的な壁面になりました。

洗面室はどこからでもアクセスできるようガラス戸で仕切ることで、回遊性のある空間を作り出しています。

ここは「室」ではなく、どの空間にも属する言わばターミナル的な場所です。廊下の延長、寝室の延長、クロークの延長… 

好きなもので溢れる幸せな生活を願っております。家具などが入り少し落ち着いたら、改めて竣工写真を撮影させていただこうと思います。

SUG house/ 各種仕上工事

いよいよ本格的な仕上工事に突入です。

塗装工事の下地処理です。ボードとボードの突合せ部分やビス穴などをパテによって埋め、サンドペーパーなどで平滑に下地を作ります。塗装工事におけるこの作業は仕上がりを左右するとても重要な工程です。

左側の壁が一部塗装されています。右奥の壁はベッドのヘッドボードで、和紙壁紙とレザー調の化粧シートを組み合わせた壁面になります。

リビング・ダイニング側。中央の凹みに壁掛けTVがフラットに納まります。天井の白色と壁面のグレーベージュのコントラストが静かな雰囲気で良いですね。

既存フローリングと新規タイルの取合いです。ステンレスの見切材を入れています。

寝室から洗面室を見る。洗面カウンターはグレー系のセラミックストーンにしました。ワイドは2.3mあるので、二人で同時使用しても余裕があります。壁面もカウンターと同仕上げとすることによって、とても重厚感かつラグジュアリーな空間になったのではないかと思います。

エントランスホール。両面収納になるので、既存の通路幅より1.5倍ほど大きくしています。扉を鏡張りにすることによって視覚的に広さを感じます。また右手のシューズクローゼットの扉は既存を再利用していますが、壁面も同系のシート貼りにすることで、連続性かつ統一性のある空間にしています。

エントランスホール脇のベンチ兼採光スクリーン。まだガラスは入っていません。フロスト(擦りガラス)ガラスが入ります。フロストガラスにすることで光が拡散するので、ほのかに明るい空間になります。

SUG house/ウィンドウトリートメント選定

ウィンドウトリートメントの選定に神宮前にあるインセレクション青山で実物を確認します。

インセレクションは世界的なブラインド・シェードメーカーのハンターダグラスを中心に、国内外のカーテンやスクリーンなど窓廻りの装飾品を扱っているショールームです。窓廻りのスクリーンに関しては、ブラインドやロールスクリーン、カーテンなど様々な装飾がありますが、今回はホテルライクなインテリアなのでハンターダグラスのシェードを提案しております。必ずしもこの製品が良いというのではなく、毎回空間のデザインによって使い分けています。

上記のスクリーンはシルエットシェードというラインで、大まかに言えばカーテンとブラインドの良いとこ取りという所でしょうか。外側にレースのスクリーンがあり、内側はブラインドのようなスラットが内蔵されており、角度を調整することで採光をコントロールします。ブラインドのように硬質ではなく布地で出来ているので、繊細で柔らかな光を演出できます。

こちらがスラットを開けた状態です。また、いつもお世話になっているインセレクションの千葉さんです。

シルエットシェードは南側のリビングと寝室に採用決定です。どちらの窓とも天井から床までの掃出し窓で、ワイドも大きいので電動タイプにしました。というのは空間は分かれていますが、ガラス間仕切りで仕切った同質空間なので電動で同時にもコントロール出来るようにしたほうが、ダイナミックさがありますね。リモコンもお洒落です。

上記は北側のクロークのスクリーンです。デュエットシェードというラインで、2層ハニカム構造になっており、細い筒状の層の中に空気が溜まることで断熱性能を発揮します。

SUG house/ 仕上げ最終確認

仕上工事に入る前に現場にてサンプルによる最終確認を行いました。

当初、壁の仕上げはクロス張りの予定でしたが、家具のショールーム巡りで南青山にあるBoConceptに行った際、お施主様が店内の壁の塗装仕上げに大変興味をお持ちになられ、自邸でも同様な塗装仕上にできないかとご相談を頂きました。もちろん問題なく変更できますが、クロス仕上げよりも少々追加費用が掛かります。その点はご了承頂きまして、ほとんどの壁面仕上げは塗装仕上げに変更になりました。上記が塗装サンプルです。

なんと、お施主様ご自身で直接BoConceptに問い合わせされて、店内のインテリアに使われている色番号を調べて頂きました。(フットワークの軽さに脱帽です。。)ベースカラーはグレーベージュ色とし、アクセントに少し濃いグレー色で配色することで確定しました。

エントランスホールの床仕上は、既存で使われていた黒御影石のままの予定でしたが、洗面室との連続性も考えて同じタイル張りに変更となりました。

家具が搬入されています。上記はTVボードです。床から少し浮かせて軽やかな印象にします。仕上材はウォルナットの突板仕上です。

TVボード設置の様子です。木の下地フレームには壁を設置します。天井を綺麗に納めるために梁型を隠すのと、真ん中の長方形のフレーム内に壁掛けTVを納めるためです。壁を室内側に出すことによって、TVボードの下地にもなり、家具が床から浮いたような納め方ができるのです。

SUG house/ 大型吊戸鉄骨下地

以前ブログでも描いた大型吊戸の鴨居の設置です。

施工会社が描いた鉄骨材の製作図です。こちらを元に工場で鉄骨を加工します。

各部取合いディテール。この鉄骨鴨居下地は完成後には全く見えません。木で覆ってしまいますが、木の鴨居本体を限りなく薄く見せるために下地を鉄骨で製作しています。鴨居の見付は70mmです。

SUG house/ 工事進行中

工事進捗状況の確認です。

エントランスホール。玄関ドア脇にはベンチ兼採光用ガラススクリーンを設置します。右側のアルコーブ(窪み)は収納になります。収納扉は鏡張りです。

ガラススクリーンの枠のディテールです。きれいにトメ加工されています。

居室間の引込戸の上枠のディテールです。

引込戸の床の墨だし状況です。

寝室の折上げ天井形状。リビング側のデザインも同様のデザインで折上げ内には間接照明が入ります。