島前研修交流センター –三燈–

島の風土と交わり、滞在・学習・交流が育まれる場

島の交流センターと島外生40人が滞在できる寄宿舎を兼ね備えた複合施設。高校グラウンドに隣接する敷地は、必要面積を確保するため敷地いっぱいに2層で建つボリュームとなったが、島内でも標高の高いこの立地を活かし、海と山の豊かなロケーションを最大限に取り込む計画とした。

大きな円形のワンルームを中心に、水廻りや4〜6人の個室が取り付く平面構成となっている。円形空間は1階と2階で異なる性格を持たせており、1階はキッチンと一体となった舞台や可動畳のある大きなリビングとして地域の人々を招き入れ、島前ならではの伝統文化や暮らしの知恵を分かち合う交流の場である。2階は各個室の延長として使える学習ルームとし、個人での学習からグループ研修まで対応できる空間としている。

島のゆったりとした風土に根ざしながら、滞在・学習・交流の三つの機能が有機的に結びつく施設を目指した。

所在地
島根県隠岐郡海士町
用途
研修交流施設
竣工
2014年12月
構造規模
木造・地上2階
敷地面積
778.97㎡
建築面積
323.99㎡
延床面積
605.58㎡
設計監理
オンデザイン(後藤担当/在籍時)
施工
北峯工務店
撮影
鳥村鋼一写真事務所
掲載誌
新建築 2017年4月号