SUG house/ 模型スタディ

何度も打合せを重ね、図面と共に具体的にイメージの擦り合わせをしていきます。弊社が採用する手段としては主に、立体的な模型を製作しお施主様とイメージ共有をしていく方法をとっています。サンプルやショールームなどで仕上、家具などを一緒に確認し都度模型に反映していきます。

各エリアはガラス間仕切り戸で仕切り、空間に連続性を持たせています。シーンよってフレキシブルにつながり回遊性のある空間を計画しました。今回のリノベーションは極力コストを抑えるために、できるだけ既存利用をしています。例えば比較的に綺麗であったキッチン・トイレ浴室などはそのまま利用し、劣化のある部分のみ手を加えています。フローリングも間仕切り壁の位置変更によって解体せざるおえない部分のみの変更にとどめ、デザインとコストのバランスをとっています。

既存の少し窮屈だったLDKはガラス間仕切り戸で空間を仕切り、南側に寝室を配置したいというご要望により、寝室はリビングと同一空間としてリビングの延長とした計画になっています。

シーンによってガラス間仕切り戸を開放し一体空間とすることで、空間に広がりをもたせつつ、空気だけでなく、気配も感じられるよう計画しました。

洗面室は寝室(奥)からも玄関(右手)からもアクセスできるように、既存間仕切り壁を撤去しガラス間仕切り戸で緩やかに仕切っています。

光が入らなかったエントランスホールは壁の一部を撤去し、ガラススクリーンとベンチを組合わせたデザインとしています。右手は鏡張りの収納スペースです。扉を鏡張りにすることによって空間の広がりが出ます。