relife+ (リライフプラス) vol.38 掲載

雑誌 relife+ (リライフプラス) vol.38 の【巻頭特集】「リノベ成功の鍵は収納のアイデアにあり!」に“SUG house” を掲載していただきました。
SUG house”は、マンションでよく見られる廊下と個室でつないだ一方通行で行き止まり感が感じられる3LDKプランを、ゆとりのあるスケール感に組み変え回遊性のある動線で繋ぎなおしたリノベーションです。
お施主様へのインタビュー後、どのように生活しているか日常風景を再現していただき、お施主様がモデルになって撮影してもらいました。
宜しければ、本屋さん等でお手に取ってご覧になってみてください。

SUG house/ 竣工写真撮影

新型コロナウイルスの影響もあり竣工からだいぶ日にちが開いてしまいましたが竣工写真撮影を行いました。お久しぶりにお伺いすると、新居にお引越しになられてからインテリアを彩る家具や調度品も充実したインテリアになっておりました。

撮影はいつも竣工写真をお願いしている建築写真家の鳥村鋼一さんです。独特の視点で撮影してくださり、いつも大変勉強になります。

鳥村さんの後を追いつつ手持ちカメラでアングルの勉強です。

お伝えするのが遅くなりましたが、家具や建具枠・見切材などにステンレスの鏡面仕上げを多々用いています。

お掃除には少々気を使いますが、鏡のように空間や光が映り込むので、キラキラとしてとても雰囲気がでます。

新居にあったお花を拝借しディスプレイしました。活け花はわたくし関です。

いつもですが、竣工写真撮影は必ず足が攣ります。ふくらはぎと足の甲同時に攣ることもあります。(それは撮影アシスタントとして働くからです。)マッサージボールをお借りしました。これ、良く効きます。

最後はお施主様から、皆さんで記念撮影がしたいと、とてもありがたいお言葉を頂きましてリビングダイニングでの記念撮影となりました。

SUG house/ relife+ (リライフプラス)取材風景

本日は扶桑社から出版されているリノベーション雑誌、relife+ (リライフプラス) vol.38 の取材に立ち会いました。

依頼までの経緯や設計に対してのご要望、リノベーション後の使い勝手などインタビューや撮影に快く応じてくださいました。

お施主様がモデルになって日常風景を再現していただき、雑誌にその状況が掲載されます。

SUG house/ 検査後のお引渡し

5月に依頼を受けて、設計・工事合わせて約半年を経てお引き渡しとなりました。かなり密にお打合せを重ね、最後にはお施主様から、「もう決めるものが無くなり少し寂しいです。」と嬉しいお言葉を頂きました。設計からお引き渡しまでとてもタイトな工程でしたが、濃密な時間であったと思います。

エントランスホールから廊下。

エントランスホール脇のベンチ。マンションの場合、エントランスが暗くなりがちなところ、クロークとの間にフロストガラスを入れて、光を取り込んでいます。

アイキャッチにアクセントウォールを配色することで、より奥行きを感じられる空間になります。

リビング-寝室間のガラス間仕切り戸。

宙に浮いた鴨居がとてもシャープな印象です。

寝室のヘッドボード。銀箔和紙壁紙とレザーシート貼りの構成。壁に奥行きを付け間接照明を仕込むことで、立体的な壁面になりました。

洗面室はどこからでもアクセスできるようガラス戸で仕切ることで、回遊性のある空間を作り出しています。

ここは「室」ではなく、どの空間にも属する言わばターミナル的な場所です。廊下の延長、寝室の延長、クロークの延長… 

好きなもので溢れる幸せな生活を願っております。家具などが入り少し落ち着いたら、改めて竣工写真を撮影させていただこうと思います。

SUG house/ 各種仕上工事

いよいよ本格的な仕上工事に突入です。

塗装工事の下地処理です。ボードとボードの突合せ部分やビス穴などをパテによって埋め、サンドペーパーなどで平滑に下地を作ります。塗装工事におけるこの作業は仕上がりを左右するとても重要な工程です。

左側の壁が一部塗装されています。右奥の壁はベッドのヘッドボードで、和紙壁紙とレザー調の化粧シートを組み合わせた壁面になります。

リビング・ダイニング側。中央の凹みに壁掛けTVがフラットに納まります。天井の白色と壁面のグレーベージュのコントラストが静かな雰囲気で良いですね。

既存フローリングと新規タイルの取合いです。ステンレスの見切材を入れています。

寝室から洗面室を見る。洗面カウンターはグレー系のセラミックストーンにしました。ワイドは2.3mあるので、二人で同時使用しても余裕があります。壁面もカウンターと同仕上げとすることによって、とても重厚感かつラグジュアリーな空間になったのではないかと思います。

エントランスホール。両面収納になるので、既存の通路幅より1.5倍ほど大きくしています。扉を鏡張りにすることによって視覚的に広さを感じます。また右手のシューズクローゼットの扉は既存を再利用していますが、壁面も同系のシート貼りにすることで、連続性かつ統一性のある空間にしています。

エントランスホール脇のベンチ兼採光スクリーン。まだガラスは入っていません。フロスト(擦りガラス)ガラスが入ります。フロストガラスにすることで光が拡散するので、ほのかに明るい空間になります。

SUG house/ウィンドウトリートメント選定

ウィンドウトリートメントの選定に神宮前にあるインセレクション青山で実物を確認します。

インセレクションは世界的なブラインド・シェードメーカーのハンターダグラスを中心に、国内外のカーテンやスクリーンなど窓廻りの装飾品を扱っているショールームです。窓廻りのスクリーンに関しては、ブラインドやロールスクリーン、カーテンなど様々な装飾がありますが、今回はホテルライクなインテリアなのでハンターダグラスのシェードを提案しております。必ずしもこの製品が良いというのではなく、毎回空間のデザインによって使い分けています。

上記のスクリーンはシルエットシェードというラインで、大まかに言えばカーテンとブラインドの良いとこ取りという所でしょうか。外側にレースのスクリーンがあり、内側はブラインドのようなスラットが内蔵されており、角度を調整することで採光をコントロールします。ブラインドのように硬質ではなく布地で出来ているので、繊細で柔らかな光を演出できます。

こちらがスラットを開けた状態です。また、いつもお世話になっているインセレクションの千葉さんです。

シルエットシェードは南側のリビングと寝室に採用決定です。どちらの窓とも天井から床までの掃出し窓で、ワイドも大きいので電動タイプにしました。というのは空間は分かれていますが、ガラス間仕切りで仕切った同質空間なので電動で同時にもコントロール出来るようにしたほうが、ダイナミックさがありますね。リモコンもお洒落です。

上記は北側のクロークのスクリーンです。デュエットシェードというラインで、2層ハニカム構造になっており、細い筒状の層の中に空気が溜まることで断熱性能を発揮します。

SUG house/ 仕上げ最終確認

仕上工事に入る前に現場にてサンプルによる最終確認を行いました。

当初、壁の仕上げはクロス張りの予定でしたが、家具のショールーム巡りで南青山にあるBoConceptに行った際、お施主様が店内の壁の塗装仕上げに大変興味をお持ちになられ、自邸でも同様な塗装仕上にできないかとご相談を頂きました。もちろん問題なく変更できますが、クロス仕上げよりも少々追加費用が掛かります。その点はご了承頂きまして、ほとんどの壁面仕上げは塗装仕上げに変更になりました。上記が塗装サンプルです。

なんと、お施主様ご自身で直接BoConceptに問い合わせされて、店内のインテリアに使われている色番号を調べて頂きました。(フットワークの軽さに脱帽です。。)ベースカラーはグレーベージュ色とし、アクセントに少し濃いグレー色で配色することで確定しました。

エントランスホールの床仕上は、既存で使われていた黒御影石のままの予定でしたが、洗面室との連続性も考えて同じタイル張りに変更となりました。

家具が搬入されています。上記はTVボードです。床から少し浮かせて軽やかな印象にします。仕上材はウォルナットの突板仕上です。

TVボード設置の様子です。木の下地フレームには壁を設置します。天井を綺麗に納めるために梁型を隠すのと、真ん中の長方形のフレーム内に壁掛けTVを納めるためです。壁を室内側に出すことによって、TVボードの下地にもなり、家具が床から浮いたような納め方ができるのです。

SUG house/ 大型吊戸鉄骨下地

以前ブログでも描いた大型吊戸の鴨居の設置です。

施工会社が描いた鉄骨材の製作図です。こちらを元に工場で鉄骨を加工します。

各部取合いディテール。この鉄骨鴨居下地は完成後には全く見えません。木で覆ってしまいますが、木の鴨居本体を限りなく薄く見せるために下地を鉄骨で製作しています。鴨居の見付は70mmです。

SUG house/ 工事進行中

工事進捗状況の確認です。

エントランスホール。玄関ドア脇にはベンチ兼採光用ガラススクリーンを設置します。右側のアルコーブ(窪み)は収納になります。収納扉は鏡張りです。

ガラススクリーンの枠のディテールです。きれいにトメ加工されています。

居室間の引込戸の上枠のディテールです。

引込戸の床の墨だし状況です。

寝室の折上げ天井形状。リビング側のデザインも同様のデザインで折上げ内には間接照明が入ります。

SUG house/工事着手

いよいよ工事着手しました。

解体工事の様子。撤去する部分と残置する部分を、解体範囲図を元に作業を進めます。

解体後の配管工事。今回は洗濯機置場を移動する為、元の洗濯機置場のから配管を延長しています。少し離れた場所に移動するのですが、床下に十分な空間がないと配管の勾配が取れないので注意です。

エントランスホールにベンチ兼採光用ガラススクリーンを設置します。エントランスが北側配置で窓が無い為、北側の居室の窓から採光をとります。リノベーションの場合、見えなかった部分が解体後に判明することが往々にしてあるので、現場での入念な打合せが必要となります。

リビングから寝室を見る。今回は天井仕上げを塗装仕上げとするので、天井材は全て撤去しています。また、既存の天井は梁型などが出て凸凹としているので、その辺りもデザイン的に処理をして凹凸のない綺麗な天井に仕上げます。

リビングと寝室の仕切りはガラス間仕切り戸によって仕切ります。天井高いっぱいの建具を設置すると、天井にレールが出てきてしまいます。綺麗な天井を作るのに台無しになってしまうので、日本の伝統意匠の鴨居を設置します。ただ間口が3.6mとかなり大きいので、木造で製作してしまうとかなり大きな梁が必要となります。シンプルでモダンな鴨居にしたいので、木と線の細い鉄骨で鴨居を製作します。鴨居が空間のアクセントになるはずです。