RIFF house/縄張り~杭工事

建物を新築工事する際、地鎮祭を経て最初に行う工程が縄張り(地縄張り)というもので、敷地内における建物の配置を示す工事です。

ビニール紐などで建物基準となる外形ライン(正確には壁や柱などの建物の基準となる中心線)を可視化させて、施工会社、設計者立会いのもと図面通りの位置になっているか双方で確認作業を行います。ピンクのリボンは建築物を支えるための杭を打込む印で、土中の支持地盤層まで杭を打込みます。

杭位置確認の様子。構造形式(木造・コンクリート造・鉄骨造)や建物の重量、敷地の地盤状況によって最適な杭の工法を計画しています。杭はコンクリート杭や既成鋼管杭など工法は様々です。

建物位置・通り芯(構造躯体などの基準芯)の確認作業。境界線から数センチでもずれると後々取返しのつかないことになるので、入念にチェックします。

BM(ベンチマーク)の設定。このBMを定めてそこから一定の高さをGL(グランドレベル)とします。一般的に道路のマンホールなど動かないものをBMとすることが多いのですが、計画敷地は道路と計画建屋の部分の高低差があるので、すでに完成している駐車場の躯体部分をBM=GL±0と定めています。このGLが各部分の高さの基準となります。

敷地内に鋼管杭が搬入されています。事前にボーリング調査によって地盤調査を行い、支持層(安定地盤)の深さを確認しております。

支持地盤が浅い場合は表層改良や柱状改良で施工することが多いですが、支持地盤が深い位置にある場合は支持層まで確実に杭を打込み、その杭で基礎を支えます。回転しながら杭を打込むので、低騒音・低振動で都市部などの住宅密集地も最適な工法です。残土や産業廃棄物も少なくできます。

3~4mの鋼管を溶接しながら長さを延長し、支持地盤に打込みます。

アクロバティックな光景ですね。杭がスムーズに入らないようです。もともとこの敷地は道路から北側擁壁に向かって傾斜地であり、その後宅地造成より土地を切り開き現在のような地下駐車場を持った敷地になっています。表層部分は砂や砕石で締め固めているため、杭を何度か抜き差ししつつ、角度を変えながら少しづつ打込みます。

このようにして合計30本の杭を打込み、建物の基礎を支えます。