RIFF house/杭工事

本日より、杭工事が開始です。本杭工事に先駆けて行う試験杭の確認を現場で行いました。

構造形式(木造・コンクリート造・鉄骨造)や建物の重量、敷地の地盤状況によって最適な杭の工法を計画しています。杭はコンクリート杭や既成鋼管杭など工法は様々ですが、今回の工事では鋼管杭を採用しています。

敷地内に鋼管杭が搬入されています。事前にボーリング調査によって地盤調査を行い、支持層(安定地盤)の深さを確認しております。

支持地盤が浅い場合は表層改良や柱状改良で施工することが多いですが、支持地盤が深い位置にある場合は支持層まで確実に杭を打込み、その杭で基礎を支えます。回転しながら杭を打込むので、低騒音・低振動で都市部などの住宅密集地も最適な工法です。残土や産業廃棄物も少なくできます。

3~4mの鋼管を溶接しながら長さを延長し、支持地盤に打込みます。

アクロバティックな光景ですね。杭がスムーズに入らないようです。もともとこの敷地は道路から北側擁壁に向かって傾斜地であり、その後宅地造成より土地を切り開き現在のような地下駐車場を持った敷地になっています。表層部分は砂や砕石で締め固めているため、杭を何度か抜き差ししつつ、角度を変えながら少しづつ打込みます。

このようにして合計30本の杭を打込み、建物の基礎を支えます。