RIFF house/コンクリート打設-3_2階壁・RF床

3回目のコンクリート打設です。今回は2階壁から屋根の打設です。

3回目の受入れ検査の模様。検査立会いのTちゃんです。コンクリート打設には毎回検査立会いをしてくれています。だいぶ板についてきたようで「今日のは前より柔らかいねと!ピース!」さすが構造家Jr! 確かに前日の大雨で湿度が多く少し柔らかいコンクリートでしたが、許容値をクリアしていたのでOKです。

今までのコンクリート打設と同様に建物の奥から打設していきます。

コンクリートの打設は建物の規模にもよりますが、ポンプを取りまわす人が2人、振動棒(バイブレーター)で撹拌する人が2人、振動棒の配管を取りまわす人が1人、同時に打ち込み終わったコンクリートを均す人と現場監督で合計6~7人体制で、さらには外部及び下階にコンクリートを隅々まで充填する為に、木槌で型枠を叩く役割の人、床の型枠を支持する支保工(鉄骨の仮柱)をレベルを調整する職人さんもいるので合計12~13人です。コンクリートは流動的なので時間内に均一に打設するには沢山の職人さんが関わっています。

2階から3階へ続く片持ち階段の打設風景。職人さんの背中に写っている緑の線はレベラーと言って水平・垂直をレーザー照射して各部のレベルを確認しながら支保工を調整します。

型枠大工さんも常に型枠の状況をみて調整しています。

打設後の様子。打設時は連続して作業が行われる為休憩をとることができません。そして打設が終わると静寂に包まれます。いつもですがこの瞬間は何とも言えない気持ちになります。

今まで設計してきたものがが出来てくる瞬間と言いますか、少しづつ自分の手を離れていくような。。

脱型後のラワン合板型枠の肌理。とても表情がありますね。この肌理ももちろんこのままで仕上げです。