RIFF house/配筋検査-6_3階壁・屋根

いよいよ最後の配筋検査です。前回3階の床までコンクリートの打設が完了し、残すは3階(塔屋)の壁と最上部の屋根の配筋検査になります。

中央右手の開口部はルーフバルコニーへ出るための開口部になります。内部空間はスキップフロアの為、屋根にもレベル差があることがわかります。手前の一番低い床は北側の水廻り(トイレ・洗面・浴室)エリアです。

上記写真は、最後にコンクート打設前の塔屋です。階段室と採光の為の大開口のハイサイドライトが設置されます。

こちらも最後の電気配管の確認です。内部空間はボードなどで仕上げをしないコンクリート打放し仕上げのため、屋根スラブにも配管が展開しています。

隅部の柱と梁の取合い。柱梁を壁の中に納めるため、かなり複雑な配筋です。

塔屋階段内部から見たハイサイドライト。東側向きに設置しておりますが、ワイドは約7mあるので太陽が南側に移動しても十分に光を下階まで届けることができます。

1階のキッチン兼ダイニングテーブルの配筋です。前回ブログでも書きましたが家具もコンクリートで製作します。真ん中の型枠にステンレス製のシンクが納まります。

コンクリート製のダイニングテーブルは約2m跳ね出しております。天板を支える脚がありませんのでゲストが沢山来た時でもテーブルを囲むことができます。

埋込シンクの型枠・配筋の状況。シンク部のコンクリートの厚みは12cm

上記がシンク側の図面です。ダイニングテーブルが跳ね出していることがわかります。このテーブルもコンクリート製です。

この建物の内部空間はスキップフロアで、玄関からアプローチしてすぐに上下に分かれる階段があります。上階(2階)へはコンクリート壁から持ち出した片持ち階段。下階(1階LDK)へはコンクリートの塊の基壇。軽やかさと重厚さ、素材そのものの物質の力が感じられると思います。

いよいよ次回は最終コンクリート打設となります。