YM house/フローリング確認@IOC

工事着手し、解体工事が進んでいるYM houseですが、本日は発注の締め切りを目前に控え、決め手にかけていたフローリングの確認をするため南青山のIOCショールームに伺いました。

こちらは、候補に残っている“カンヌグリ”というオーク材の複合フローリングです。スモーキーな感じの色味も気に入られていて、190mmの幅広で長さも1900mmあり、さらに床暖房対応可というスペックです。なのですが。。。何が決め手にかけていたかというと。。。どうしてもこの黒い節が気になっていまして、天然木の持つ個性ではあるのですが少しワイルド目なイメージになってしまうのではないかというところが引っかかっておりました。他メーカーも含めて色々と見に行ったのですが、やはり色味や幅はカンヌグリがお施主様の好みに一番近く、もう一度IOCに確認にきた次第でした。

「節のないカンヌグリがあったらいいのに!」とぼやいていたところ、IOCショールームでご担当いただいた方が「最近出た商品で似たような材がありますよ」と出してきてくださったのが、こちら。“オーク40マキアージュオイル”という複合フローリングです。表面無垢材も4mmと厚めで180mmの幅広、床暖房対応とスペックもカンヌグリと近く、そして目立つ節がほぼないという材です。

一気に最有力候補となった“オーク40マキアージュオイル”。早速他の床材など取り合う部分のサンプルを合わせてみました。ショールームの照明だけでなく、天然光でも確認させてもらえないかとのお願いにも快くご対応いただき、屋外で日中の光の色味を確認しまして、無事決定となりました。

最後に、フローリングのお手入れ方法をレクチャーしていただきました。天然木は定期的にお手入れをしていただくと長持ちします。

フローリングジプシーになっておりましたが、最後の最後で一番気に入られたフローリングに出会えて、お施主様も私たちもほっとひと安心です。フローリングが貼られたところを見るのが楽しみです。

SUG house/ relife+ (リライフプラス)取材風景

本日は扶桑社から出版されているリノベーション雑誌、relife+ (リライフプラス) vol.38 の取材に立ち会いました。

依頼までの経緯や設計に対してのご要望、リノベーション後の使い勝手などインタビューや撮影に快く応じてくださいました。

お施主様がモデルになって日常風景を再現していただき、雑誌にその状況が掲載されます。

YM house/現地調査

昨年の秋より中古マンション物件のご購入を検討されているところから関わらせていただいるYM houseですが、無事ご購入の契約が完了され物件のお引き渡しもお済みになったとのことで、早速現地調査を行いました。

既存は洋室2室、和室1室+LDKの3LDKで、LDKに6畳の和室が接しているプランです。和室がLDKに出っ張ってきていてリビングが少し手狭でした。築18年のマンションですので、やはり設備関係は結構劣化していました。

この出っ張り部分は、ダイニングからの壁を通してリビングにします。和室だった部分は、ご夫婦の書斎と玄関から利用できるクロークの2室に組み替えてしまいます。

南東側の窓に面したキッチンは、見渡す景色もよくて朝も明るく気持ち良いので、大きくプランは変更せずにキッチンを更新することにしました。

ただ、シンク脇のカウンターはそこで食事ができる広さでもなく、ガラスのスクリーンがあることで使い方も限定されてしまうため、キッチンカウンターとフラットにして拡張する計画にします。

玄関を入ってすぐにシューズインクローゼットがありますが、やはり手狭な感じです。この辺りを組み替えてお出かけお帰りの際でも下足のままコートをかけたりスーツケースを出し入れできるようなクロークを計画します。

こちらは7畳の洋室。主寝室として使用するにはベッドを置いたらほとんど通れなくなってしまうため、隣の洋室の壁(写真ですと右側)を撤去して約13畳ほどの面積に拡張し、ウォークインクローゼットなども組み替えてゆったり過ごせる寝室にしようと思います。

洗面は、既存のI型プランですとかなり手狭で、洗面カウンターの右側がすぐ洗濯機置き場になっていて落ち着かないため、カウンターをL型プランに拡張してビルトインの洗濯乾燥機を組み込み、ゆとりがある洗面カウンターに変更しようと考えています。

YM house/セミオーダーユニットバスの打合せ@日ポリ化工

壁や床の仕上げでタイルや天然石を使用することができるユニットバスメーカーの日ポリ化工ショールームへお施主様と一緒に打合せに行ってきました。

お施主様とショールーム巡りをした際、浴室については他メーカーのショールームでユニットバスを見たのですが、在来工法までにはしないまでもやはりもう少しグレード感がある仕様にしたいとのことで、床や壁のタイルが色々と選定ができる日ポリ化工にて確認することになりました。

今回のリノベーションでは、浴室位置は変えず既存ユニットバスからの交換をする計画です。もともと浴室にL型の窓があってその横にバスコートのようなサービスバルコニーが備わっているという、マンションでも浴室の設えに配慮しているプランであるため、せっかくなので既存の窓は活かしつつ、グレードアップしようということになりました。

そのような既存のL型窓との取り合いをリノベーションで可能とするには、在来工法で浴室を作るか、オーダーでユニットバスを製作するかの選択になるのですが、日ポリ化工のユニットバスは浴室のユニットは一般の規格サイズ展開でありつつ、壁の開口部や窓などはオーダーで対応可能で、さらに壁や床に使用するタイルや石も様々なタイル・石から選定可能というセミオーダー的な対応ができるのです。

もちろん、浴室のシャワーや水栓金物、バスケット金物も様々なメーカーから選ぶことができます。

ドア枠もステンレスの鏡面仕上げかアルミ框ドアから選べます。

やはり実物を見るとステンレスの鏡面枠が枠の見付が細くすっきりとしているため、ステンレスで進めることになりました。

ショールームには、様々なタイルメーカーや石などのサンプルもあり合わせて見てみましたが、もう少し検討の余地がありそうです。洗面の床やつながってくる廊下の床などのタイルと合わせ、浴室の壁や床のタイルも選定することになりました。

YM house/ショールーム巡り

YM houseは、白金台のマンションリノベーションのプロジェクトです。昨年の秋より中古マンション物件のご購入を検討されているところから関わらせていただきました。ご相談いただいた当初は、間仕切り壁の一部を移動する工事と内装仕上材の貼り替えに際してアドバイスをするなどコーディネートメインのご依頼でしたが、お打合せを重ねるうちにせっかく手を入れるのであればキッチンやトイレなどの水廻りも含めデザインを一新したいということになりまして、お施主様とイメージをすり合わせるため建材や設備機器のショールームを巡ってきました。

まずは南青山にあるフローリングメーカー IOCのショールームからです。

床など大きな面積でベースとなる色のイメージを最初に持ってから、この後他の建材のショールームを回ります。

ショールームに行く事前に、いくつか候補となりそうな樹種をご連絡しておりましたので、すでに用意をしてくださっていました。施工事例を見せていただきながら実物サンプルを見ていきます。

お持ちの家具の色との兼ね合いも考えつつ、幅広タイプで長めの材がよいとのことで、カンヌグリというオーク材(写真の一番右側)とチェリー材(写真の右から2番目)の複合フローリングが一旦の候補となりました。

続いて乃木坂のセラトレーディングのショールームへ。

洗面カウンターの洗面ボールや水栓金物を見に行きました。アンダーカウンタータイプのボウルにグースネックタイプの水栓がお施主様のお目に止まりました。

カタログで選んでもよいのですが、実際に洗面ボールの幅や深さ、水栓金具の高さや動きを確かめながら選んでいった方がお使いのイメージがつきやすいので、できるだけショールームで現物を見ていただきながら、ご要望に合わせてご提案をしています。

続いて、赤坂にあるタイルメーカーのリビエラショールームへ。

こちらでは、床などのタイルを見ていきます。

先ほどフローリングメーカーのIOCショールームでもらったフローリングサンプルを展示のタイルにあててみて色味や柄が合うかを見ていきます。

最後に、西新宿のLIXILショールームへ。ユニットバスを見に行きました。

スパージュという打たせ湯や肩湯の機能が搭載されているユニットバスがお施主様のご希望でしたので、パネル材の質感など確認していきました。

肩湯のアップです。ジェットバスもついています。最近のユニットバスは進化していますよね。

ショールームではちょっとした模型みたいにユニットバスの壁パネルや床材の色の組み合わせもできます。

しかしながら、どうもパネルのプリント感が先行してしまって、タイル貼りのようにもう少しハイグレードなイメージが出る方がよいですねというお話になりました。そして、排水口の部分などちょっとメンテナンスがしにくそうな印象もあり、スパージュは見送ろうかというところで本日は解散となりました。