YM house/キッチンの最終確認@クチーナ

7月下旬より工事着手したYM houseですが、そろそろキッチンの発注もかけないといけない時期になりましたので、お施主様と一緒に代官山にあるクチーナ ショールームへ、発注前の仕様確認に行ってきました。

計画序盤の4月上旬にショールームへ伺ってから、しばらく時間があいていましたので、まずはキッチンのデザインイメージから確認です。

キッチンは、窓の位置を活かしたL型プランにしています。使い勝手からシンクやガスコンロの位置は既存と同じような位置になっています。

カウンターはすべてフラットにしています。その方が下ごしらえの準備をする時に材料やお料理の本、レシピを見る用にタブレットなどを置けますし、何人かでお料理するときに作業ができるスペースになったりするので、フレキシブルな使い方ができます。

リビング側から見てもすっきり見えるように、カウンター天板の厚さはクォーツストーンの材厚12mmが通るようなディテールにして、扉は展示の写真のようなプッシュラッチにして把手をつけないデザインにしています。

カウンター材はアイカ工業のクォーツストーン、フィオレストーンのホワイトクレイです。扉は“シェルホワイト”というクチーナ オリジナル色で少しグレーがかかったホワイトの鏡面塗装仕上げになりました。

キッチン収納や設置する設備機器などの仕様も確認していきます。コンロ下部には、1枚の引出し扉で操作して、中に小引き出しがあって引き出しとしては2段になるタイプを採用しています。鍋やフライパン、ボウルなど調理器具の収納は、引き出し収納にすると屈まなくても上から覗いて器具を出し入れできるので便利です。

L型キッチンは、コーナー部分の収納がデッドスペースになりやすいのですが、その部分はコーナー用収納を採用し、収納量をできるだけとれるようにしています。

クチーナ で担当してもらっている平井さんより、展示されているミーレの食洗機を使用して、使い方などを説明していただきました。

採用するレンジフードについて実物を見ながら仕様の確認をするのと合わせ、お手入れについても説明していただきました。

お施主様の最終確認で追加変更になった部分を製作図に反映して、あとは解体工事後の現場状況と計画内容をすり合わせしましたら、いよいよキッチンも発注になります。

SUG house/ 竣工写真撮影

新型コロナウイルスの影響もあり竣工からだいぶ日にちが開いてしまいましたが竣工写真撮影を行いました。お久しぶりにお伺いすると、新居にお引越しになられてからインテリアを彩る家具や調度品も充実したインテリアになっておりました。

撮影はいつも竣工写真をお願いしている建築写真家の鳥村鋼一さんです。独特の視点で撮影してくださり、いつも大変勉強になります。

鳥村さんの後を追いつつ手持ちカメラでアングルの勉強です。

お伝えするのが遅くなりましたが、家具や建具枠・見切材などにステンレスの鏡面仕上げを多々用いています。

お掃除には少々気を使いますが、鏡のように空間や光が映り込むので、キラキラとしてとても雰囲気がでます。

新居にあったお花を拝借しディスプレイしました。活け花はわたくし関です。

いつもですが、竣工写真撮影は必ず足が攣ります。ふくらはぎと足の甲同時に攣ることもあります。(それは撮影アシスタントとして働くからです。)マッサージボールをお借りしました。これ、良く効きます。

最後はお施主様から、皆さんで記念撮影がしたいと、とてもありがたいお言葉を頂きましてリビングダイニングでの記念撮影となりました。

YM house/解体中確認

解体工事を進めていたところ、一部想定と違う部分があったとのことで、計画と解体の方針をすり合わせるため現場で確認をしました。

リビング・ダイニング・キッチンの解体状況です。今回の工事では、解体コストをできるだけ抑えるため、リビング・ダイニング・キッチンの天井下地は可能な範囲で再利用をすることで計画しています。

床のフローリングは貼り替えをするのですが、一緒に既存の床暖房パネルも更新します。床スラブの段差が想定と違っていたため、床暖房の配管ルートの打合せをしました。

床スラブが想定と違って高くなっていた部分がありました。どれくらいの誤差になるか、施工会社の一隆建築 太田さんにレーザー墨出器でレベルを出してもらっています。
他にもPSの部分が一部想定と違っていましたが、そこは家具の調整などでなんとか大丈夫そうです。

YM house/フローリング確認@IOC

工事着手し、解体工事が進んでいるYM houseですが、本日は発注の締め切りを目前に控え、決め手にかけていたフローリングの確認をするため南青山のIOCショールームに伺いました。

こちらは、候補に残っている“カンヌグリ”というオーク材の複合フローリングです。スモーキーな感じの色味も気に入られていて、190mmの幅広で長さも1900mmあり、さらに床暖房対応可というスペックです。なのですが。。。何が決め手にかけていたかというと。。。どうしてもこの黒い節が気になっていまして、天然木の持つ個性ではあるのですが少しワイルド目なイメージになってしまうのではないかというところが引っかかっておりました。他メーカーも含めて色々と見に行ったのですが、やはり色味や幅はカンヌグリがお施主様の好みに一番近く、もう一度IOCに確認にきた次第でした。

「節のないカンヌグリがあったらいいのに!」とぼやいていたところ、IOCショールームでご担当いただいた方が「最近出た商品で似たような材がありますよ」と出してきてくださったのが、こちら。“オーク40マキアージュオイル”という複合フローリングです。表面無垢材も4mmと厚めで180mmの幅広、床暖房対応とスペックもカンヌグリと近く、そして目立つ節がほぼないという材です。

一気に最有力候補となった“オーク40マキアージュオイル”。早速他の床材など取り合う部分のサンプルを合わせてみました。ショールームの照明だけでなく、天然光でも確認させてもらえないかとのお願いにも快くご対応いただき、屋外で日中の光の色味を確認しまして、無事決定となりました。

最後に、フローリングのお手入れ方法をレクチャーしていただきました。天然木は定期的にお手入れをしていただくと長持ちします。

フローリングジプシーになっておりましたが、最後の最後で一番気に入られたフローリングに出会えて、お施主様も私たちもほっとひと安心です。フローリングが貼られたところを見るのが楽しみです。

SUG house/ relife+ (リライフプラス)取材風景

本日は扶桑社から出版されているリノベーション雑誌、relife+ (リライフプラス) vol.38 の取材に立ち会いました。

依頼までの経緯や設計に対してのご要望、リノベーション後の使い勝手などインタビューや撮影に快く応じてくださいました。

お施主様がモデルになって日常風景を再現していただき、雑誌にその状況が掲載されます。